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セレック

セレックACとはabout

セレックとは、オールセラミックスと呼ばれる陶器の材質をより固くしたものを用いて、被せものや詰め物を作るシステムの一つです。巷で流行の3Dプリンターを歯科に応用したシステムになります。

通常はセラミックの被せ物や詰め物は歯を型取りして、石膏模型を作り、その模型をもとに歯科技工士が手作業でセラミックの粉を盛っては焼くことで作っています。
そのため、型取りをしてお口の中にセラミックが入るまでには、作製までの長い期間と様々な材料費、人件費、技工料がかかることで1本あたり約10万円という高い治療費がかかります。

当院が導入しているセレックACでは、そのセラミックを作り上げる行程を極限まで省略することで、最短でセラミックの被せものや詰め物を作ることができます

まず、型どりの代わりに削った歯の写真を撮ります。その写真をコンピュータのプログラム上合成し、削った歯の形に最適な被せものや詰め物を設計します。設計したデータをもとにセラミックを固めたブロックから削りだし、オールセラミックの被せものや詰め物を仕上げるシステムです。そのため、歯を削ってからお口の中にオールセラミックが入るまで、短期間で治療が完了することができるようになりました。

途中の行程を省くことで諸経費が減り、従来では考えられないような低価格でオールセラミックを皆様に提供させていただけるようになりました。

料金はこちら

セレックACの特徴feature

セレックACはセレックシステムの中で第4世代にあたる、最新のシステムです。
お口の中を撮影するカメラの性能が格段によくなり、より正確なお口の状態をコンピュータに再現することが可能になりました。そのため、高精度な被せ物や詰め物をご提供できるようになりました。

オールセラミックを低料金にて作ることができます

従来約1本10万円前後する、オールセラミックの被せ物や詰め物をイターナル歯科クリニックでは低価格にてご提供いたします。

セレックによるオールセラミックは、歯本来の固さに近いため噛み合わせの歯にも非常に優しくできています。またセラミックの特徴である、本来の歯に近い美しく適度な透明感や変色や着色もすることがないという極めて高い審美性は従来の方法で作成したオールセラミックと遜色ありません。

従来のオールセラミックは粉から筆で盛り上げ、焼いて作成するので、空気を含みやすくそれが原因でヒビや破折の可能性が高まります。セレックシステムで作成するセラミックは固めあげたセラミックのブロックを削り出して作るので、空気や焼き上げによるひずみなどがないため、より強度が高く耐久性にも優れています。 (セレックシステムでは機械の特性上ブリッジを作成することはできません。)

短期間で作ることができます

今までの方法では、削った歯を型どりし、石膏による模型におこし、それをもとに技工士さんがセラミックを手作業で作るという長い工程がかかりセラミックができていました。しかし、セレックシステムでは削った歯をカメラで写真を撮り、コンピュータ上で歯型を再現し、被せものや詰め物をデザインをしてセラミックを固めたブロックから削りだすことで作成します。従来では考えられないような短期間で治療が完了する、画期的で最先端のシステムです。

型取りの必要がありません

セレックシステムを用いてオールセラミックを作成するさいには歯型をとり、模型を作成する必要がありません。

よって、嘔吐反射が強く型どりが苦手な方でも、苦しい思いをせずに、気楽で手軽に被せ物や詰め物を作成することができます。

コンピューターによる精度の高い再現性

セレックシステムでは光学スキャンシステムにより、お口の中で削った歯をカメラでスキャンし、そのデータを自動的にコンピューターにおくることで、コンピューター上に忠実に3Dにてその情報を再現することができます。これにより3種類の方法で被せものや詰め物による歯の形の再現が可能となっています。

  • コンピューターが提案する最適な形態のお任せパターン: コンピューターが隣の歯の形態や噛み合う相手の歯の形態から分析した、審美的に美しくお口の中で機能する形態を自動で提案してくれます。
  • 削る前の歯をコピーすることで忠実に再現するパターン: 歯を削る前にあらかじめカメラでスキャンしておき、削った後のデータと合成することで削る前と同じ形のセラミックができます。形が全く同じなので歯にフィットし、入れ歯のバネがかかる歯などでも歯の形が変化しないので入れ歯が合わなくなる心配もありません。
  • 左右対称に歯を作るパターン: 削った歯と左右反対側の歯をカメラで撮影することで、左右対称な歯を作成できます。特に前歯は左右対称にセラミックが入るので審美性が格段に良くなります。

セラミックを使うことによる安全性

オールセラミックによる修復物は金属を一切使用しませんので、金属アレルギーの心配もなく、生体への高い安全性に優れます。変色や摩耗といった心配も不要で安心・安全、身体にやさしい素材です。変色は一切起こらず、歯の固さに近いので、噛み合わせの相手の歯にもダメージが出にくく、安心で身体に優しい材料です。完成したセラミックは最先端の接着方法と技術により10年間で90%以上の残存率を可能にする、秀でた耐久性が魅力です。

セレックシステムを用いた治療の流れflow

  1. スキャン(型取り)

    歯を削ったあと、3D光学カメラでお口の中をスキャンします。
    虫歯を削り形を整えた歯を3D光学カメラを使用して歯の周囲を撮影します。型どりの不快感は一切ありません。模型を作らないので、その工程の際に出るわずかな誤差もなく、非常に精度の高いセラミックが完成することになります。わずか数分間の撮影で、削った歯がコンピュータのモニター上に再現されます。

  2. 修復物の設計

    スキャンした写真をコンピュータ上で合成し、3Dの模型を作ります。その模型上で修復物を設計します。
    モニター上で歯の形態や噛み合わせの調整を、様々な角度から行うことで、理想的な形にします。設計後は数ある種類の色の強固に固めたセラミックブロックから、隣の歯に近い色を選択び被せものや詰め物を削りだす準備をします。

  3. 修復物作製

    ミリングマシンが設計データを基に最適な色を選択したブロックを削りだし、被せものや詰めものに加工します。

    ミリングマシンと呼ばれる機械が、コンピュータ上で設計されたデータをもとにセラミックブロックを削り出し、精度の高い被せものや詰め物を製作します。

  4. 完成

    必要に応じてお口の中で細かい調整をします。

    その後、最先端の接着方法と技術で、削り出されたセラミックの修復物を歯に接着します。
    さらに必要があれば噛み合わせの調整をすることもあります。

    これで治療完了となります。

    なお、Step1からStep4までにかかる時間は、約1、2時間程度です。

    最後に注意事項がひとつあります。

    セラミックは特殊な接着方法にて歯と接着させます。よって、約3日間は接着した歯で、固いものを噛んだり強い力で噛むことを避けてください。

料金表はこちら

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厚生労働省指定歯科医師 臨床研修施設

医療法人英峰会イターナル歯科クリニックは「九州大学歯科医師臨床研修プログラム協力型施設」として厚生労働省より指定を受け、佐賀の地から全国に羽ばたく歯科医師を育成・輩出しています。